光ファイバー照明のプロダクツ・ケイ
ファイバーライティング関連用語解説
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■光ファイバー関連用語
ファイバーライティング
光ファイバーを使用した照明をファイバーライティング(F.L)と言います。
光ファイバー
光ファイバーとは、中心に屈折率が高く光透過性の良い芯材(コア)を設け、その周囲を屈折率の低い鞘材(クラッド)で覆った光伝送路で、入射した光が全反射しながら伝搬するように設計されています。照明に使われる光ファイバーは、POF、GOF、PCS、LCPOFなどがあります。
POF
POFとはプラスチック光ファイバー(Plastic
Optical Fiber)の略で、芯材がPMMA(ポリメチルメタクリレート)、鞘材がフッ素系ポリマーから成るものが代表的で、弊社が取り扱っているファイバーライティングシステムはPOFです。POFは可視光の光透過性の良さ、コストメリット、加工性、施工性の良さから、照明用途では景観照明、建築照明の領域で多く使用されています。
GOP
GOFとは他成分ガラス等を芯、鞘とする光ファイバー(Glass
Optical Fiber)のことです。POFと比べるとガラスのため50〜250μmとファイバー径が小さく、照明現場での加工性に難があるため、建築、景観照明よりも展示・店舗照明によく使用されています。ファイバーが長くなるとカラーシフトが大きく10m以下での使用が多いようです。
PCS
PCSとは芯が石英ガラスで鞘がポリマーであるポリマークラッド石英光ファイバー(Polymer Clad Silica Fiber)のことで、POFやGOFよりも光透過性の良い光ファイバーです。ファイバー長50m以上の照明用途に有利ですが、ガラスのため加工性に難があり、高価です。
大口径ファイバー
LCPOF(Large Core POF)とも呼ばれます。POFの一種ですが、ファイバー径がφ6〜φ12mmと大きいものをいいます。芯材がアクリル系ポリマー、鞘材がフッ素ポリマーのチューブからなり一般のPOFとは区別されます。側面の高輝度発光性を活かしライン照明として景観照明等に用いられています。
バルクファイバー
光ファイバーの素線をバルクファイバーと呼びます。GOFはファイバー径が細くて折れやすいためバルクファイバーでは照明に使用されませんが、POFは柔軟で折れにくい為、ファイバー径φ0.5〜φ2mmのバルクファイバーは星空照明やサインディスプレイ等に使用されます。
光ファイバーケーブル
照明用の場合バルクファイバーにジャケットを被覆したものを光ファイバーケーブルと言います。
ファイバーケーブルはその形態により単芯ケーブルとバンドルケーブルがあります。
単芯ケーブル
1芯のファイバーケーブルを単芯ケーブルと呼びます。多くは通信用途、センシング用途に使用されていますがファイバー径1mm以上のものは照明用途にも使用されます。
バンドルケーブル
多数本のバルクファイバーを束ねたものをバンドルファイバーと呼び、これをジャケット等で被覆保護したものをバンドルケーブルと言います。本格的な照明用途に使用されています。
ジャケット
光ファイバーケーブルの被覆材をジャケットと言います。材質はポリエチレン、塩化ビニール、ナイロン等があります。
ブランチケーブル
複数本の光ファイバーケーブルを入射端側で1つに集束したケーブルセットをブランチケーブルと言います。ファイバーライティングの場合1台の光源装置で多数の照明が可能のため、ほとんどがブランチケーブル方式です。
導光体
広義には光を搬送する物体を導光体と言います。ファイバーライティングシステムでは、光源+導光体+発光器具から成り、この場合の導光体は光ファイバーケーブルの事を指します。
ラインガイド
光ファイバーの入射端及び出射端に口金を取付け、導光体として用いられるよう加工した製品をラインガイドと言います。
光ファイバー集束
発光器具に取付けた光ファイバーケーブルやバルクファイバー複数本を、光源装置へ装着するために一つの束に集めて処理する事を、光ファイバー集束と言います。
ファイバー充填率
光ファイバー集束口金内径の断面積に対するその口金内に充填された全光ファイバーの断面積の和の比率。POFの場合75%程度が実用上の充填率です。
集束端(入射端)
光ファイバーを集束して光源装置へ装着する側を集束端または入射端と言います。
集束口金(入射口金)
集束した光ファイバーを固定する口金の事を集束口金または入射口金と言います。材質はアルミニウム、真鍮、ステンレス、アクリル等があります。
出射端
光ファイバーケーブルの光を出射する側の端部を出射端と言い、発光器具(光源装置)へ取付ける部分です。
出射口金
出射端側の口金を出射口金と言います。
接着研磨加工
出射口金や集束口金(入射口金)などに光ファイバーを接着剤と一緒に充填し、口金端部を光学研磨する加工方法を接着研磨加工と言います。
ホットカット加工
集束口金に接着剤を使用しないで充填した多数本の光ファイバーを熱で溶断するPOF特有の加工方法です。研磨を必要としないため照明現場で集束ファイバーを簡単に加工できます。ホットカットには専用のホットカッターが使用されます。
曲げR
光ファイバーの光学性能は屈曲状態に応じて変化します。この許容屈曲半径を曲げRと言います。配線等での曲げRの目安は、バンドルケーブルでは直径の10倍以上、単芯ケーブルでは30倍以上が必要です。なお余ったケーブルは直径40p以上のループがのぞましいです。
伝送損失
単位長さあたりの入射と出射のエネルギーの割合、波長別に異なり、単位はデジベル(dB)で表されます。
使用温度、耐熱性
光ファイバーケーブルやバルクファイバーを照明用途に使用する場合の温度範囲を言います。光ファイバーケーブルやバルクファイバーはPOFの場合全プラスチック製品のため過度の高温条件で使用すると光学性能の劣化が起こります。使用温度は-20℃〜70℃の範囲です。
低温脆性
光ファイバーケーブルやバルクファイバーはPOFの場合プラスチックのため、氷点下の低温脆化(もろくなる性質)が起こります。極低温で使用する場合は、過度の衝撃や振動はさけ、穏やかな曲げRでの施工が必要です。
有機溶剤
有機溶剤とはガソリン、シンナー、アセトン等の常温で揮発する化合物の総称です。POFは主成分がアクリル樹脂のため有機溶剤により侵され、ひび割れがおこり光が漏れたり折れやすくなります。有機溶剤との接触は無論のこと溶剤の揮発ガスにより損傷を受けるので、溶剤のある近くでのPOFの加工、施工、保存は避けねばなりません。
可塑剤
可塑剤とはプラスチックを柔らかくするため、PVC(塩化ビニル)等プラスチックに混入されている可塑剤です。可塑剤入りのプラスチックとPOFを接着させると時間とともに可塑剤がPOFへ移行し、POFを損傷させるので軟質PVCなど可塑剤入りの材料をPOF被覆材や補助材に使用してはいけません。
使用環境
POF照明の設置及び使用時の環境の事で、特に温度・湿度環境、雰囲気環境を指します。雰囲気環境は有機溶剤や油剤等のガスの発生が無い場所で、特に有機溶剤への配慮が必要です。

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ナノメーター(nm)
光の波長に使われる長さの単位をナノメーター(nm)と言います。1nmは1mmの百万分の1の長さです。
光放射
放射とは、電磁波または粒子によりエネルギーが放出または伝達される現象で、紫外放射、可視光放射、赤外放射を含めて、光と呼ぶ事もあります。
可視光放射
目の感覚を直接引き起こす光放射で、その波長は通常380〜780nmの範囲に限定されます。POF照明はこの可視光線域の照明です。
赤外(熱線)放射
赤の波長より長い波長を持つ光放射で熱線とも呼ばれ、その波長は約780nm〜1mmに限定されます。
紫外放射
可視光より波長が短い光放射で、その波長は約1〜380nmに限定されます。紫外線は有害で物を劣化させる光のため照明には良くない光です。
冷光照明
熱線(赤外線)を発生しない照明のことです。POF照明は冷光照明です。
NA
NA(Numerical Aperture)=開口数のことで、光ファイバー等の送受光角の大きさを表します。NAはコアとクラッドの屈折率の差で決まり、NAが大きいと広角の光の搬送ができ出射光の配光角は狭くなります。
デジベル(dB)
振幅あるいはエネルギーの利得あるいは減衰を表す単位です。光ファイバーの減衰を表す場合には波長別のdB/kmで表現されます。値が小さいほど伝送損失が少ない事を示します。
光束
光束は、目に与える明るさを示す量で単位はルーメン(Lm)です。1Lm=1cd・str。
光量
光量は光束の時間的積分量で、単位はルーメン秒(Lm・s)です。
光度
光源からある方向に出る光束をその方向の立体角で割った値で、単位はカンデラ(cd)、1カンデラは1ステラジアン当たり1ルーメン(Lm)の光度です。1cd=1Lm/str
輝度
有限の大きさを持つ光源において、その各部分部分の輝きを示す値で、光源面上の微少部分のある方向への光度を、その方向への正射影面積で割った値を輝度と言います。単位はcd/uで、ニト(nt)で表す場合もあります。1nt=1cd/u
照度
照明された面の明るさを示す値で、微小面に入射する光束をその面積で割った値を照度と言います。単位はルスク(Lx)で表します。1Lx=1Lm/1u
平均照度
規定表面の照度の平均値です。
照度の均斎度
最小照度と平均照度の比です。
メンテナンス照度
基準の照度を下まわり、ランプ交換または器具の掃除を行わねばならないときに得られる基準面の平均照度です。
メンテナンス係数
一定期間使用した照明装置の規定表面における平均照度または平均輝度をメンテナンス係数と言います。それと同じ条件のもと新たに取付けたときの平均照度または平均輝度の比です。
CIE
国際照明委員会(CIE=Commission Internationale de I`Eclairage)の略です。表色系や色度図などCIEで定められたものが多いです。
平均演色評価数(Ra)
演色性とは照明された物体色の見え方に影響を及ぼす高原の性質で、色再現特性を表します。平均演色評価値数(Ra)は試験色1〜8に対する特殊演色評価数の平均値とします。Raが100に近いほど演色性が良いことを示します。
色温度
色温度、相関色温度はともに光源の光色(青っぽい、赤っぽい)を表す尺度ですが、厳密には用語の意味するところは異なります。ある放射(光)の色度が温度Tcの黒体の色度に等しいとき、Tcをこの放射(光)の色温度といい、近似しているとき相関色温度と言います。単位はケルビン(K)で表します。
色差
色の知覚的な相違を定量的に表したものを色差と言います。色差を評価するにはUCS色度図または均等色空間を用います。UCS色度図には、CIE1960色度図(uv色度図)、CIE1976色度図(u`v`色度図)があります。
配光曲線
発光器具から出射された光の各方向に対する光度分布を配光と言います。光中心を通る鉛直方向の配光(鉛直配光)等を1000Lm当たりの光度でグラフにしたものが配光曲線です。照度分布計算などに利用されます。
グレア
照明による眩しさで、視対象物を識別する能力を低下させる減能グレアと眩しさにより不快に感じる不快グレアがあり、照明の直接光が目に入る直接グレア、反射像からの反射グレア等があります。
全般照明
場所全体を明るくするために設置する均一な照明です。
局部照明
特定の視角用に、特定の部分を明るくするために設置する照明です。スポットライト器具などがあります。
併用照明
一般照明と局部照明からなる照明です。
直接照明
照明目標に直接投射される特定方向からの照明です。
間接照明
拡散照明の一つで天井などに光を反射させるなどして、照明目標を間接的に照明する手法です。
拡散照明
照明目標に投射され、はっきりとした方向を持たない照明です。
反射率
物体から反射された光束と物体に入射する光束の比です。
点の照明
POF照明にあいて、POFの出射端から出る光を利用する照明が点の照明でEnd LightingまたはSpot Lightingと呼ばれています。
線の照明
POF照明にあいて、POFそのものの側面を発光させる方法や、POFを利用してライン形状の器具で照明する手法が線の照明でLine LightingまたはSide-glow Lightingと呼ばれています。
面の照明
POF照明において、POFを利用して発光部が面状の光を有する照明が面の照明で、Surface Lightingと呼ばれています。

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POF光源用ランプ
POFに使用可能な光源用ランプには、LED、白熱ランプ、放電灯等があります。POFへの光入射効率、入射光量、演色性やランプ寿命、経済性を考慮すると近年は、反射鏡を装着したローボルトハロゲンランプやコンパクトメタルハライドランプが主流です。
ダイクロイックリフレクター
ランプから集光型の光を得るための反射鏡で、可視光線は反射し、不必要な赤外線は透過するような薄膜コーティングされた反射鏡をダイクロイックリフレクターと言います。
ハロゲンランプ
店舗照明などに使用されるポピュラーなランプで、色温度3000K以下で演色性に優れるためPOF用光源にも使用されています。室内照明用や美術品展示照明用でランプは12V20W〜100Wが多用されています。
CDMランプ
コンパクトメタルハライドランプの一種で、CDMはCeramic-discharge-metalhalideの略です。一般のメタルハライドランプと違い発光管にセラミックスを使用し、有害な紫外線をブロックしたランプです。色温度3000Kと4200Kがありランプの平均寿命は150Wタイプで3000Kが12000時間、4200Kで6000時間です。室内、室外に使用可能なランプでファイバーライティングシステムの主力光源装置用ランプです。
ランプ寿命
ランプ寿命は平均寿命で表されます。ハロゲンランプのような白熱球の場合は、ランプの点灯残存率が50%の時の時間をさし、POF光源用ランプの場合は50Wで4000時間です。メタルハライドランンプのような放電灯の場合は、初期光量の50%に低下する時間か、不点灯になるまでの50%残存率の時間でどちらか短い方の時間で表します。
防熱フィルター
POF用光源装置に使用されるフィルターで、ランプから発生する熱線(赤外線)を除去しPOFの光入射端面を熱から守るフィルターです。フィルターは、熱線反射タイプ、熱線吸収タイプ等があります。
カラーフィルター
光源装置内、光ファイバーの光入射端前に設置される色フィルターで、光ファイバーへ入射する光色を変化させた演出照明に使用されます。カラーフィルターは、通常円板型で放射状に6〜8分割されています。光源装置によってはドラム型のカラーフィルターもあります。
カラーダイクロイックフィルター
特定波長(特定色)のみ透過するような薄膜コーティング(ダイクロイックコーティング)されたフィルターです。メタルハライドランプなどハイパワーランプのカラーフィルターとして使用されています。
色温度変換フィルター
そのランプが持つ色温度を上げたり下げたりして、目的の色温度に変換するフィルターです。メタルハライドランプなど色温度を下げる場合はアンバー色系のフィルターで、ハロゲンランプなどを白く高い色温度にする場合は、ブルー系のフィルターを使用します。
トランス
トランスフォーマー(変圧器)のことで、その種類は巻線トランス、電子トランスなどがあります。
バラスト
放電灯(蛍光灯やメタルハライドランプなど)の点灯に使用される安定器のことです。100Vや200Vからそのランプの点灯電圧に変換する装置で、電磁バラストや電子バラストがあります。
冷却ファン
POF光源装置に内蔵されているファンで、ランプの発熱を装置外へ排出しPOFの集束端面を所定の温度以下に冷却する重要な装置です。
安全スイッチ
POF光源装置に装備される安全スイッチです。ランンプ点灯中に装置のメンテナンス蓋を開けると危険防止のためスイッチが働きランプが消灯するスイッチと、ランプの異常発熱や冷却ファンの故障等で安全温度以上に装置内温度が上昇すると自動的にランプを消灯し、所定の温度以下に降温するとランプが点灯するスイッチの2つがあります。
制御装置
制御機器付属の光源装置をコントロールする装置が制御装置です。制御は光源装置のカラーフィルターの位置制御で、演出したいカラーフィルターを制御したりランプの調光(明るさ)などを制御します。制御装置の種類によりカラーフィルター同期制御装置や、DMX512に対応した制御装置があります。
DMX512
DMX512とは、舞台照明など演出照明用としてアメリカで規格化された制御方式です。
光源収納ボックス
屋外等で光源装置を収納する必要がある場合に使用する収納ボックスのことです。
光源装置設置環境
屋内外を問わず光源装置の設置場所で考慮しなければならない環境のことです。メンテナンス性、温・湿度条件を満たし、直射日光が当たらない場所、危険ガス等の発生の無い場所に設置しなければなりません。特に1ヵ所に複数台設置する場合は周りの温度上昇に注意があり、光源装置点灯時の雰囲気温度が光源装置の仕様温度範囲を超えないような環境が必要です。
発光器具
POF先端に照明のために取付ける器具や、POF自身が側面発光するもの、面発光器具の総称です。
埋設器具
発光器具の中で、地面、水中など埋設して照明に供する器具を埋設器具と言います。
ダウンライト器具
一般照明と同じく天井に埋め込んで使用するPOFのスポットライティングシステム器具です。固定タイプや照明方向可変タイプがあります。
美術展示品用器具
美術展示品用に開発された器具です。
トラック
線の照明であるファイバーチューブを直接的に配線固定する溝型の透明な部材です。
ホットカッター
入射口金に集束した光ファイバー端を、熱で溶断し、光入射効率良くするためにしようする現場での専用工具です。














